オーストラリアの元トッププロサーファー デ-ルチャップマン                                                                                           営業時間 AM 10時〜PM7時 不定休
DC 「デールチャップマン」 はオーストラリア ゴールドコーストのベーレーヘッズで最も支持されるブランド。デイルチャップマン本人がシェイプからラミネートまで、全工程をこなします。
 

CLOSE UP INTERVIEW

「 DC Dale chapman 」

インタビュー開催日 2011年7月28日

DCのデザイン、ライダー達の逸話についてオーナーに語ってもらいました。
ボードに企業秘密に当社河合が迫ります !?

デールチャップマン(DCのオーナーシェイパー 以下デール)
河合辰巳(サーフショップアラソアンのオーナー 以下河合)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レースボード10'6''
DC 8'8'' channnel 河合「DCはゴールドコーストでかなり多いですね。SUPのレースボードなんて半分以上DCです、最近のSUPのレースは盛り上がってますね。」

デール 「カランビンやバーレーヘッズではDCはとてもポピュラーです。みんなに支持してもらえてとても嬉しいです。SUPのレースは凄く盛り上がっていて、愛好者も多勢います。当社も月に6本から10本ぐらいのオーダーがあります。」

河合「素晴らしいですね、私がデールのファクトリーにいくたびに、あなたは新しいSUPのレースボードをシェイプしているかグラッシングしています。よくあんなにオーダーが入るものだと感心しました。」

デール「ありがとう、たくさんのオーダーが入るのはとても嬉しいです。」

河合「今回は10'6''のレースボードを日本向けにオーダーしました。インフィニティのスティーブボーンに日本の住宅事情を考慮して10'6''のレースボードを制作したらどうかと勧められたのがきっかけです。インフィニティとDCでオーダーしました。インフィニティの10'6''も素晴らしい出来映えですでにお客様にご購入いただきました。DCの10'6''も素晴らしい完成度ですね。私が乗り続けたいぐらいです。」

デール「ありがとう、直進性・スピードは世界標準である 12'6'' のほうがいいけれど、日本の住宅事情を考慮すると10'6''はすごくニーズのあるサイズだと思う。これから河合が日本でレースボードの普及に努めて、このサイズが広まっていけば日本のスタンドアップパドルにとって凄くいいことだと思う。」

河合「DCはSUPのレースボードもウェイブボードもノーストリンガーですね。特徴を教えてください。」

デール 「まず第一に軽くなります、12'6''のSUPで1.0kgほど軽くなります。そして折れにくくなります、これは波に巻かれた際にしなってショックを吸収するためです。
最後にこれが最大の特徴ですが、よくしなる様になるため、ボトムターン時に強く踏み込むことによって、ボードをしならせて加速につなげることができます。この感覚はノーストリンガーのボードでしか味わえない独特の感触です。」

河合「今回オーダーした私のシグネチャーモデルに乗りこんだけど、確かによくしなる。私はそれよりも、あなたのシェイプしたボードの反応の速さに驚きました。少し踏み込むだけで急激に曲がる、スラッシュが非常にやりやすい、波に乗るととても速い。まるでレーシングカーに乗っているみたい。」

デール「ありがとう、波に乗った時に物凄く速く走り、よく曲がる様にデザインされています。テールのエッジは非常に張っていて、踏み込むほどに加速します。基本的にはテールにはダブルコンケーブ、ノーズにはシングルコンケーブを施します。チャンネルが好きなひとにはボトムに6チャンネルを施します、チャンネルは私がショートボードの選手の時から徹底的にR&Dを繰り返してきました、現在では確立された技法となっています。波が胸以上あればとても良く機能します、トップスピードの伸びを感じられるでしょう。どのボトムデザインも水のエントリーからリリースまでをいかにスムーズにし、それを加速につなげるかを考えぬいてきました。それが河合のシグネチャーモデルにて完璧に実現されています。」

河合 「完全に速いショートボードをそのまま大きくしてSUPにしたみたいですね。ボトムにチャンネルを入れたモデルのデザインも好きです。波のサイズが胸以上だと突き抜けるように走る。6速全開のフィーリングです。」

デール 「私はショートボードサーフィンのプロ活動を長年してきました。そのためSUPのデザインも深くショートボードの影響を受けています。」

河合 「クイーンズランド州のタイトルを獲ってオーストラリア代表でパイプラインに遠征したんだよね。長い間ビラボンがあなたをサポートしていた。」

DC 8'8'' channnel
DC 8'2'' デール 「ビラボンとは今でもとてもいい関係を続けている。先日、河合と話し合っている時にファクトリーにきたビラボンのオーストラリアのマネージャーがSUPを二本オーダーしてくれました。」

河合 「そうそう彼は私の8'5"を見てこうな風にして欲しいと言ってました。かなりヤル気でした。」

デール 「河合のシグネチャーモデルは長い時間あなたと話し合って細部のデザインを煮詰めたよね。クロスの巻からパッチの位置まで、テールの形状からレールの形、ロッカーまで、なんて細かくうるさいひとだと思った。(笑) でもその結果、日本向けの最高のボードが完成したと思っています。」

河合 「日本は平均的に波のサイズが小さいです、私がいつも行くポイントはオーバーヘッド以上になるとほぼクローズしてしまうため、そのコンディションまでで最高のパフォーマンスを発揮するボードにしたかったのです。思ったとおりのモデルに仕上がりました。」

デール 「ありがとう、デッキ全体にカーボンパッチまで入れて本当に贅沢なモデルに仕上がりました。まるでフェラーリです。回転半径が小さくデザインされているのでオーバーヘッド以下のコンディションでは最高のパフォーマンスを発揮すると思います。」

河合 「あなたのボードは本当に美しい円を描きます。ラウンドハウスカットバックが綺麗に美しくイメージできます。これは個性ですね、昨年私がコンペティションで使っていたボードは美しい円ではなく鋭くとがったターンを描きました。言葉で表現するのは難しいですが、そんな感じです。」

デール 「ありがとう! その通り、美しいターンをイメージしてシェイプしています。それは最高の褒め言葉ですね。」

河合 「今年のヌーサフェスティバルのSUPレースであなたとトラヴィスと一緒に漕ぎました。トラヴィスは素晴らしいレーサーですね。」

デール 「トラヴィスグラントは世界最高のパドラーです。多くの勝利をDCにもたらしてくれました、感謝しています。2011年の3月末をもって他社に移籍しました。そしてハワイで開催された5月のバトルオブザパドルのエリートクラスで優勝しました。彼が世界の頂点にたったことをとても嬉しく思います。今でも月に何度かトラビスとは一緒にリバートレーニングをします。早朝に8kmほど漕いでからファクトリーに向かいます。」

河合 「皆早朝に川でトレーニングしてから出勤しますね、私もそのような文化を日本で広めていきたいと思います。最高のエクササイズですね、ビールも美味しくなるし(笑)
トラヴィスといいケリー(カランビン在住のトップパドラー、バトルオブザパドルでも常に上位)といい、ジミーミッチェルといいゴールドコーストには素晴らしい選手が何名かいます。」

デール 「そうですね、パドラーだけでなくサーファーもワールドクラスの選手が多勢います。波がいいからね、かなりの確立でサンドバーでサイズが大きいバレルが現れます。サンドバーだからリーフと違って毎回違うバレルになります。よって適応力の優れたサーファーが育つのです。ケリースレーターもここが好きで、カランビンにコンドミニアムを所有しておりよく来ます。」

河合 「ダブルオーバーでの、あのカランビンのバレルは凄いわ、巻き方といいブレイクした時の迫力といい強烈です。」

デール 「そこを抜けるとローカルに認められます。この間、あそこの岩に足をぶつけてすねから骨が飛び出したひとがいました。危ないですね。サウスストラディアイランドも最高のバレルが現れます。最近そこでゴールドコーストのライフガードをしている友人がボードを頭にぶつけて気絶してしまい8-10フィートの波に立て続きに巻かれて死にそうになりました。一緒に入っていた友人が助けましたが、本当に危なかった。河合も気をつけてね。」

河合 「海はいつも危険と隣り合わせですね、気をつけます。最後に日本のサーファー達にメッセージをお願いします。」

デール 「日本で起きた震災をとても悲しく思います。日本は更に強く復興すると信じています。未来を信じてサーフィンしていきましょう。」

 

インタビュー開催日 2011年7月28日 バーレーヘッズのファクトリーにて